
現在新築される木造住宅の工法は多様にあります。木造住宅の需要拡大を図るためには、様々な工法に対して住宅のもつ性能を客観的に評価できる枠組みが整えられる必要がありますが、そのうち構造耐力性能を評価するための環境を整備することが喫緊の課題として求められています。
とくに新築の木造住宅のなかには、建設される地域に固有の技術や材料を用いた工法でつくられているものが少なくありません。そうした工法の住宅の中には、接合部や構面などの耐力要素の強度性能が明らかでないために、構造安全性の検証に労力を要し、実現化が困難になっているものもあります。このデータベースは、そうした実状に鑑み、構造安全性の検証に必要な耐力要素の強度性能値のデータを整備・公開し、木造住宅の設計をより円滑に行うことができるよう支援していくものです。
データベースに公開しているデータは、当財団に組織した評価委員会が承認したもので、新築住宅の構造設計に用いることができます。データの更新は、随時行う予定です。
当財団では、木造住宅耐力要素の標準的な試験方法を指針として整備することを進めてきました。データベースの公開データは、この試験法指針に基づいて実施した試験結果をもとに評価を行った結果です。一方、財団では、この試験法指針を全国の試験機関が用いて実施した試験のデータについて、性能評価とデータベースへの登録を行う事業を推進しています。